みんなのいる未来。

こんな形で踏みにじられたみんなの未来をまだ受け止めきれない。

どうしても、どうしても、この現実が夢であってほしいと何度でも願ってしまう。

 

 

6月2日のブログ、5人全員の更新が止まってる。わたしの足りない頭のなかに、この日がみんなにとって予想しない運命を告知された日なんじゃないかということが浮かんだ。

 

 

もしこのおバカで短絡的な予測が当たってしまってるとしたら、みんなはほんとうに直前に、わたしたちファンと一週間しか違わないタイミングで、こんなありえない現実を突きつけられたことになる。当たってるはずがない、さすがにそこまでひどい事務所があるはずがないって思いたいけど、でもどうしてか、この日が運命の日だったって気がしてならないの。

 

 

ホールのラストコンサート、ももち先輩がいなくなってもももちイズムは心の中にちゃんとあって、だからわたしたちは大丈夫ですよ!って、みんなそんな自信に溢れてた。トークもダンスも歌だって、めきめきと上達を続けるみんなのことがわたしは誇らしかったし、この子たちなら大丈夫なんだろうな、いや、大丈夫なように今よりももっと頑張ってくれるんだろうな頼もしいな。そんなふうに思って泣いたんだよ。

 

 

コンサートで泣いたのは初めてだよ。宝石のようにキラキラ輝くみんなのことが大好きすぎて、涙が出たんだよ。これからのみんなの未来があまりにも眩しすぎて、この五人でもホールコンサートくらいできるんだってそんなことを当たり前のように思えたコンサートだったんだよ。

 

 

 

カントリー・ガールズは、どうして存在していたんですか。こんなふうに潰そうとしてしまうなら、どうして初めからこんなに素敵なグループを作ろうとしてしまったんですか。ねえどうして?

 

 

まるで初めから、こうなるために作られた期間限定のグループだったみたい。ももち先輩の教えを受け継ぐメンバーを育てるためだけの、かりそめのグループ。いずれは壊してしまうことが避けられない未来であった、ハロー!プロジェクトに役立てることだけが目的の、愛も情もないただの人間の集まり。

 

 

そうじゃないでしょう?ももち先輩が作ってくれた、愛を持って育ててくれたこのグループに、『未来』がないなんて、そんな、そんなはずないでしょう?

 

 

こんなにも、ひたむきに頑張る女の子たちを裏切る大人たち。訳のわからない理屈を並べて、大切な、たった一度しかない彼女たちの人生を、まるでただの商品のように扱う大人たち。

 

 

そしてなによりも許せないのは、わたしたちファンだけでなく、当の本人たちを惑わせ、奈落の底に突き落とし、見えない未来に怯えさせることしかできない無責任な大人たち。

 

 

せめて、どうか、彼女たちにだけは、自分たちの未来をきちんと説明されていればいいのにと思う。支離滅裂な理由ではなく、受け止められる筋の通った理由の上で、彼女たちが自分の未来を選択できればいいのにと思う。だってそうじゃないと、あまりにも、あまりにもみんなが報われない。ももち先輩とみんなが築き上げた、積み重ねてきたカントリー・ガールズがこれほどまでに無下に扱われ、邪魔者のように捨てられるこの現実を、みんなが受け止められてないのに、わたしたちが受け止められるはずがない。

 

 

 みんなのブログの書き方だと、『移籍することが前提で、カントリー・ガールズはサブの活動グループになることは絶対で、もしそれができないなら別にそれでいいけどカントリーに残れば活動量が減ることだけは現実として受け止めなくちゃいけない』、そんな言い方だった。

 

 

なんでこうなるの?なんでまだ兼任先すら知らないの?休日や長期休みって、兼任してる子は兼任先のグループの活動があるでしょう?じゃあそれは結局、梨沙ちゃんと舞ちゃんが待つ場所には、誰も帰ってこないってことじゃないの?

 

 

舞ちゃんはね、ほんとうにいい子なの。こんな子、世界中探してもどこにもいないんだよ。まっすぐで純粋で、世の中の汚いものも全部きれいな色に変えてわたしたちに見せてくれる子なの。清らかな心で健やかにここまで成長してくれた、奇跡みたいな子なんだよ。

 

梨沙ちゃんだって、奇跡みたいな子。年の離れたメンバーを支えながら、自分だって緊張しいで苦手なこともたくさんある不器用な子なのに、それでも率先して前に出て、みんなをまとめようとしてくれた。梨沙ちゃんがいるから、こんなにまとまったグループになれたんだよ。ももち先輩と他のメンバーをほんとうに上手に繋げてくれた、なくてはならない存在なの。

 

 

 

なにごとも前向きに捉えてくれる舞ちゃんの、感情を殺して書いたような端的なブログと、勉強も大事だけど何よりもカントリー・ガールズが大好きだからって言う梨沙ちゃんのブログ。この2つから分かるのは、2人が学業を大切にしたせいでカントリー・ガールズがこんな形になった訳じゃないってことだと思う。

 

 

舞ちゃんが納得しているなら、こんなシンプルすぎる感情の見えないブログは変だよ。

梨沙ちゃんがほんとうに学業に専念したいなら、勉強なんかより『何よりも』カントリーが大好きだから、なんて言葉は変だよ。何よりも、ってことは、勉強を大切に思う気持ちより、『何よりもカントリーが大好きだから、残ってこのグループを守り抜きたい』って、そんなふうに言ってるのとおんなじじゃない。

 

 

 

宙ぶらりんのまま、見えない未来に怯えたまま、アイドルという夢の世界で生きなくちゃいけない残された2人が、どうしても報われない。ステージでこそ輝く2人が、輝く場所すら与えられない。

 

 

 

こんな現実を、夢だと思いたいこの気持ちは、どうしても消えないし消したくもないよ。信じたくないよ。大人なんてもう信じないんだからね!!!!