愛だけを込めて今のモーニング娘。を紹介してみる。(譜久村聖ちゃん)

 

 

愛だけを込めて今のモーニング娘。を紹介してみる。第11段!

 

 

 

譜久村 聖(ふくむら みずき)

  • 1996年10月30日生まれ
  • 出身地 『東京都』
  • メンバーカラー 『ホットピンク』
  • ニックネーム 『ふくちゃん』

 

 

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ハロープロジェクトが大好き!

ハロープロジェクトが大好き』というまっすぐでキラキラした、たったひとつの思いを胸に強く抱いてアイドルの世界に飛び込んだふくちゃん。ハロプロエッグ(現在では、ハロプロ研修生という名前になっているよ。コンサートでバックダンサーをしたりする、アイドルのたまごたち)に小学6年生で加入し、アイドルになるために努力を続けていました。ふくちゃんは見た目にはあんまりでないけど実はそうとう負けず嫌いだから、きっと毎日ダンスの振り付けを復習しては、『いつかアイドルになってやる!』って、やる気に満ち溢れてたんじゃないかな。そんななか、2010年に行われた9期メンバーオーディションに参加するも、残念ながら結果は落選。オーディション合格者(生田衣梨奈ちゃん、鞘師里保ちゃん、鈴木香音ちゃん)のお披露目はコンサートの最中に行われ、ハロプロエッグとしてコンサートに参加していたふくちゃんは、そんな3人をステージ上からじっと見つめていたんだ。……そう、見つめてただけだった。でも、運命っていうのは分かんないものだよね。そのとき、ふくちゃんの運命を変えることが起こったの。

 

プロデューサーのつんく♂さんが、『実はもう1人、エッグの中からモーニング娘。に参加させたいやつがいる』って、そう言いだしたんだ。会場にいたお客さんも、新メンバー迎え入れる側のモーニング娘。のメンバーも、心臓がなんかあっても足りないくらいドキドキしたよ。でももちろん、1番ドキドキしたのは、ステージ上に座ってた、アイドルを夢見てこの世界に入ってきたアイドルのたまご、ハロプロエッグのメンバー達なのは間違いない。

 

 

『譜久村!降りといで』

 

 

心臓をどきどきさせていた会場にいる全員の注目が、つんく♂さんのこの一言で、たった1人の女の子に集中したよ。……このときの言葉、このときのシーンはわたしたちの脳裏にしっかりと焼き付いている。モーニング娘。が新たに生まれ変わろうとしているという寂しさと、それよりも大きな未来への希望を目の当たりにした瞬間だったんだなぁ。

 

 

顔を手で覆いながら階段を駆け下り、『モーニング娘。をさんに入れると思ってなかったので、入れて嬉しいです』と声を震わせつつも、それでもはっきりとそう言ったふくちゃん。その瞳には、まっすぐな、ほんとうに純粋な、『ハロープロジェクトが大好き』という思いしか映ってなかった。ただただ大好きで大好きで大好きだから、そんな大好きなモーニング娘。に入れて、嬉しい。それだけ。たったそれだけの思いで、ふくちゃんの瞳はキラキラと輝いたの。

 

今でこそ、研修生からモーニング娘。に加入したメンバーたくさんいるけど、当時、研修生からモーニング娘。になったメンバーは1人もいなかった。ふくちゃんは、モーニング娘。始まって以来初めての、研修生を経験したメンバーであり、そしてそんなサプライズ加入を果たした彼女が、いまのモーニング娘。を引っ張るリーダーに就いているということ。なんだかこれだけで、ドラマの世界よりももっとドラマティックな世界を見させてもらっているんだなあって思えてくるよ。ふくちゃんの加入を思い出すとき、アイドルのみんなが、アイドルになってくれたという根底こそ、信じられないような奇跡で、その奇跡の上でさらに素晴らしい奇跡をわたしたちにいつも見せてくれてるんだなぁ、としみじみ感じてしまうな。

 

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②歴代最年少リーダー

ふくちゃんの前のリーダー、知らない人は多分いないと思う。6期メンバーの道重さゆみちゃん。テレビにたくさん出演して、お茶の間に『かわいい♡』をこれでもかってくらい供給してくれた、あの道重さゆみちゃんだよ。約12年間もモーニング娘。に在籍し、アイドルを貫いた彼女は、リーダーとしてもたくさんの伝説を残しました。モーニング娘。初の、5作連続オリコンチャート1位。横浜アリーナでの卒業コンサート。……寝起きドッキリにも出演させてもらったよね。そんな伝説のリーダーから、わずか18歳でモーニング娘。のタスキを受け取ったふくちゃん。歴代最年少リーダーとしてのモーニング娘。人生がここから始まったの。

ふくちゃんは、ほんとうは、ほんわかしてておっとりさんで、世間的に見たらものすごく『リーダー』ぽくないの。泣いちゃうこともけっこうあるし、なにより人に厳しくするのは苦手そうだもん。そんなふくちゃんにとって、20年近く続く歴史と、ハロー!プロジェクトの看板であるこのグループを背負わなければならない重圧は、どれほど重かっただろう。わたしたちの知らないところで、一体どれほど涙を流したんだろう。……でも、それでも、ふくちゃんは道重さゆみちゃんから受け取ったタスキを必死に抱きしめて、モーニング娘。を守って繋げようとしてくれてる

 

エースとして常にセンターを背負ってくれた鞘師里保ちゃんと、愛すべきキャラクターと誰にも真似できない最高の笑顔でグループを支えてくれた鈴木香音ちゃんの、同期2人の卒業をたった1年半で経験したとき。12期と13期、そして14期と合わせて7人の新メンバーが加入したとき。

こうしてメンバーが入れ代わっていくのがこのグループ、モーニング娘。だから。だから常に『今の』モーニング娘。を見てほしい、愛してほしいって、ふくちゃんはいつも前を向いてそう言ってくれるんだ。

リーダーらしくないなんて、言ってしまってごめんね。ふくちゃんは、いつだってモーニング娘。。背負える人だよね。モーニング娘。のOGに、新曲リリースのたびにメンバーのサイン入りCDと楽曲に対する思いを添えて送っていたり、歌詞についての解釈やモーニング娘。の近況を、プロデューサーを降りてしまったつんく♂さんにレポートしてみたり。見えないところでこのグループを支え、ハロー!プロジェクトを愛し続けるふくちゃんにしか作れない、『今の』モーニング娘。を、わたしたちファンは心から愛している。おっとりしててものすごく優しいふくちゃん。時にはそんな自分を殺して、メンバーを指導するふくちゃん。どんなふくちゃんからも、『ハロー!プロジェクトが大好き』っていう強い思いだけは、しっかりと伝わってくるよ。

 

 

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座右の銘 【人を信じる】

わたしね、これを見たとき、ほんとうにふくちゃんが大好きだなって思った。人を信じる、だなんて、そんなものすごく難しくて大変で途方も無いことを、ふくちゃんは当たり前のように大切にできるんだなって、すごくじーんとしたの。人を信じる。……うん、こんなに難しいことってないよね。わたしにはできないや。でもふくちゃんは、人を信じられる、人を信じるアイドルなんだ。メンバーを信じて、仲間を信じて。そしてきっとわたしたちファンのことも信じようとしてくれる。そうだよね。ふくちゃんが、いつだってみんなのことを信じてくれているから、13人もいるグループがちゃんと1つになってるんだよね。

 

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人を信じることを座右の銘にできるふくちゃんが、リーダーでよかった。ふくちゃんがリーダーのモーニング娘。に、出会えて本当によかったよ。