アイドルを応援するってこと。

はるちゃんの卒業から、ずっと考えてる。アイドルを応援するって、どういうことなんだろうって。

 

女の子のアイドルにとって、卒業は必然なのは十分わかってる。うん、痛いくらいによく分かってる。

 

でもね、これだけは忘れたくないよ。アイドルのみんなは、人間生きていれば当たり前にある悩みとか挫折とかそういうマイナスなものを全部押し殺して、隠して、それでもわたしたちの前でキラキラ輝いて見せてくれてること。

 

当たり前だって、思っちゃいけない。コンサートに出てるみんなを見られるのは、歌って踊るみんなを見られることは、全然当たり前じゃないんだよ。

 

どんなにしんどくても、次の日に入ってる仕事のことを常に考えとかなくちゃいけない。どんなに疲れてても、たとえお休みの日でも、自分の成長につなげられるものを吸収しようとしてくれてる。

 

ブログだって、いっぱい書いてくれる。これがどれくらいすごいことか、よくよく自分に置き換えてほしい。……わたしなんて、日記を書こうとしても三日も持たないよ!誰だってそうだよ!毎日書くのめんどくせえよ!だからみんなすごいんだよ!

 

 

365日、彼女たちに休む暇なんてないの。彼女たちがアイドルじゃない時間なんて、ほとんどないの。

 

まわりの友達が修学旅行で楽しんでるときも、夏休みの計画を立ててるときも、クリスマスパーティをしてるときも、寝正月を過ごしてるときも、バレンタインで浮かれてるときも、平凡な休日のときも。

 

アイドルのみんなは、ずっとアイドルをしてくれてるんだ。ほんとは参加したかったかもしれない学校行事も、成人式も、家族と過ごすなんでもない時間もない時間も、数え切れないくらいたくさんあっただろうに、アイドルの時間を何よりも優先して、それらを犠牲にしてきてるんだ。

 

 

その取り返せない大きな犠牲の上に、あのキラキラがあるってこと。それでも彼女たちは、「コンサートに来てくれてありがとう!」って泣きたくなるくらい輝く笑顔で言ってくれてること。

 

 

コンサートでわたしたちが見せてもらってるのは、彼女たちが涙をこらえて血の滲むような努力を積み重ねた結果、ようやく手に入れた前進の結晶たちなんだよ。

 

 わたしたちの知らないところで踏ん張り続けてる彼女たちが、わたしたちのためにたくさんたくさん頑張ってくれた結晶なんだよ。

 

 

 

みんなはアイドルだから、努力の押し売りはしない。それでいいし、する必要もない。でもね、だから代わりにわたしがしてやるんだ!

 

みんな、例外なくどのメンバーも、ほんとうに毎日努力してるんだよ。どの子が努力家だとか、そんなの決められないんだ!だってみんな、頑張ってるから!

 

 

頑張ってる気持ちを、無下にしないでほしい。結果ばかりに目を向けることと同じくらい、その過程で彼女たちがどれほどたくさんの壁を破ってきたのかにも、ちゃんと目を向けて愛してあげたい。

 

人間らしく風邪をひいたり、人間らしく怪我をしたりすることだってもちろんある彼女たちが、健やかにわたしたちからの愛をしっかり受け止めてくれる時間を、当たり前だと勘違いしちゃだめなんだ。

 

 

 

いまの彼女たちを愛して応援してあげられるのは、いまのわたしたちしかいないから。後悔だけはしないように、自分の精一杯の愛でみんなに大好きを伝えたいな。

 

 

 

………と、はるちゃんの卒業発表と岡山公演の中止を受けて思ったことでした。以上!